「Global Youth Project in Indonesia」植林プロジェクトの活動報告

概要

 2016年3月31日から4月4日まで、世界平和青年連合(YFWP)の主催でグローバルユースプロジェクト in インドネシア(植林プロジェクト)が行われ、日本から12人の青年・学生が参加しました。

 インドネシアの観光地バリ島北東部に位置するバトゥール山は、1917年と1926年の大噴火で、その裾野が壊滅状態になりました。生活用水を供給しているバトゥール湖の水位が2mあまりも低下したために、州政府が水源涵養林の造成が必要と判断し、植林プロジェクトがスタート。NPO法人アジア植林友好協会の宮﨑林司代表理事はこのバリ島での植林活動に責任を持たれ、YFWPもワンコインプロジェクトとして植林活動を支援してきました。

 今回YFWP本部では参加者を募集し、直接バリ島に行き植林を体験するプロジェクトを企画しました。南国特有の湿気と暑さの中、バリ島デンパサール国際空港に到着。初日は空港近くのホテルに泊まり、翌朝に最初の目的地であるキンタマーニ第一高校に向かいました。

 現地の高校に到着すると、参加者が3つのグループに分かれて、準備してきた日本の踊りや歌、文化などを各教室で高校生に披露する「日本文化紹介」の時間を持ちました。参加者は日本の四季や着物、紙幣、踊りなどを高校生たちに紹介し、終始楽しい雰囲気で過ごすことができました。

 午後からはバトゥール山のふもとの植林地の視察に向かいました。植林地は火山による溶岩によって埋め尽くされ、その光景は想像以上に険しく、参加者の中にはこの環境で本当に木が育つのかと疑問に思う声も出ました。そして、YFWPの看板が設置されている地域でこれまでの植林の成果を確認しました。草木のなかった溶岩地域が植林によって草木が生え、木も育っている状況に参加者は希望を感じていました。

 3日目は参加者全員で朝から植林地に向かい、ユーカリの苗木300本を植えることを目標に植林活動を行いました。2日目に訪問した学校から高校生14人と現地の大人たちも植林活動に参加し、各参加者が高校生とペアになり、英語や日本語でコミュニケーションをとりながら植林活動を行いました。溶岩に埋め尽くされ木や緑がほとんどない環境の中で岩を掘り起こし、肥料と土を埋めて苗木を植えていきました。多くの参加者は植林が初めてでどのように植林をやっていくかイメージがつかず戸惑いながらも一緒に活動した高校生に協力してもらいながら徐々に慣れていきました。日差しの強い中、重い肥料や土を現地の人たちとも力を合わせて運び、目標である300本の植林を終えることができました。

 植林活動を終えた後は、参加者と現地の高校生で兄弟姉妹結縁式を行いました。高校生に参加者が日本から用意したプレゼントを渡し、兄弟姉妹結縁状を交換しました。お互い母国語を教えあいながら親交を深め、フェイスブックやメールアドレスなども交換し、次に来る時は現地の家庭にホームステイしたいと希望していた参加者もいました。

 日本の参加者からは「国と国との友好関係は政治や外交ではなくて、自分たちのような青年が市民レベル・草の根レベルで築いていくことが重要だと改めて実感した」という感想もありました。夕方には世界文化遺産にも登録されているバトゥール寺院を訪れ、そのあと温水プールに行き、植林活動での疲れを癒しました。

 最終日は1日バリ島を観光しました。世界で最も高級で希少価値の高いと言われるルアックコーヒーを作っている工場や「聖水の寺院」として知られるティルタウンプル寺院、インド洋に突き出したバリ島の南西端に位置するウルワツ寺院を訪問。市場で買い物をした後はバリ伝統舞踊のケチャックダンスを鑑賞し、インド洋の見渡せるレストランで新鮮な海の幸を堪能しました。

 今回のプロジェクトを通じて日本からの参加者は生涯忘れることのできない体験をし、植林活動の必要性を実感していました。熱帯雨林の伐採が地球温暖化に深刻な影響を与えています。ワンコイン500円の支援で、1本の植林をインドネシアで行うプロジェクトをYFWPとして今後も継続してまいります。地球を守る第一歩として読者の皆さまにもご支援、ご協力をお願いしたいと思います。
 

日本からの参加者の感想

『日本では自然について真剣に考えたことはありませんでしたが、外に出て体験することで、植林ボランティアの楽しさを知り自然について考え直す良い機会になりました。』

『インドネシアの方々のいつも迎え入れてくださる人柄や、常に身近にある自然の中での生活等、東京ではなかなか感じることのできない環境を通して、自分の心と体が解かれていく実感を持てました。将来を考える大きなキッカケとなって私の心に残りました。』

『これからも地球の未来のために、自分にできることをしていきたいと思いました。』

『このボランティアを機に私は他の海外ボランティアに興味がわきましたし、旅行をするだけでは得られない、形あるものを残すことのできる活動を続けていきたいと思いました。』
 
 

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