第4回「青年平和大使協力隊 in ネパール」の報告
概要

行程
日 | 主な活動 | 滞在都市 |
8月20日 | 飛行機での移動、深夜到着 | カトマンズ |
8月21日 | バクタプルの学校訪問 | カトマンズ |
8月22日 | スンダリジャル小学校 | スンダリジャル |
8月23日 | 交流・国際青年フォーラム | カトマンズ |
8月24日 | カトマンズ観光 | ゴルカ |
8月25日 | ゴルカ学校訪問 | チトワン |
8月26日 | チトワン観光 | チトワン |
8月27日 | マラカマナ寺院観光 | カトマンズ |
8月28日 | カトマンズ観光 | 機内 |
8月29日 | 飛行機での移動 |
プロジェクトの目的
1.ネパールの教育支援
2.ネパールの文化を学び、国際人としての自覚を深める
3.ネパールと日本を結ぶ架け橋となる
支援活動報告
夏のネパールプロジェクトでは最初にバクタプルにあるクリエイティブ・ラーナーズ・アカデミー(CLA)を訪ねました。CLAを訪問するのはこれで3回目になります。 CLAは私立の学校ですが、地域の人々に安い授業料で教育を提供しているのと、孤児を受け入れていることから以前参加してくれたメンバー数人がこの学校の継続的な支援を始めました。今回の訪問時にも、中古のノートパソコンや筆記用具などの寄贈品を準備してくれました。学校へ到着すると歓迎のセレモニーがあります。この式典中に寄贈品を校長先生に手渡しました。また日本とネパールで絵の交換プログラムも行われました。セレモニーが終わると、日本文化クラスの時間が始まります。グループごとに連絡をとり合いながら日本で準備してきたクラスを英語で担当します。今回のネパール訪問で最初のクラスだったこともあり、参加者は少し緊張気味でしたが、生徒たちは折り紙などのそれぞれのクラスをとても喜んでくれました。


翌日の朝、麓にある校長先生の家に集合して出発します。一晩ともに過ごすとすっかり打ち解けてしまいます。大半の人は一日前に知り合ったばかりですが、情関係が深まった分、別れるのはとても辛いものになります。連絡先を交換してこれからも交流を続けることを誓いながら後ろ髪引かれる思いで次のスケジュールへと出発しました。

次に私たちが訪れたのはインドとの国境付近にあるチトワンです。ここはネパールでも南側に位置しており、北側にあるヒマラヤの高山地帯に対して、ジャングルが広がる亜熱帯の平野部です。シュリーシバラヤ小学校の地域はカーストの身分が、わりと低い人々が住んでおり、貧しさから共働きの世帯が多いところです。そのため日中はおじいさんやおばあさんが子供たちをみています。貧しさから学校に通うことのできない子供たちも多く、政府の資金も十分には届いていません。たとえば制服やカバン、そして文房具がないから学校に通うことができない子供たちもいます。学校に通ってはいてもボロボロの制服を着ている子もいますし、通ってはいても何も持ってくることができない子もいます。また、中には貧しさから普段着としての冬服を持っていないため、冬になるとあまり外に出ることなく家の中でほとんどの時間を過ごす子供たちさえいます。暖かい地域とはいえ、冬の最低気温は6℃まで下がることもあります。そのため冬になるとTシャツなどの夏服だけでは外に出られません。服がないことが学校に行けない理由にもなっています。それほどこの学区は貧困の問題にあえいでいる地域なのです。
ここの学校へは有志のメンバーが本を寄贈しようと準備してきました。彼らはYFWP-Japanが毎年主催する「We have a dream Project」でも入賞を果たしこの学校への支援に備えてきました。本の他にもカバンや教科書、そしてノートなどを贈りました。
貧しい地域にありながらも住民の皆さんは私たちを大歓迎してくれました。地域のおばあさんたちは私たちの手を引きながら一緒にダンスを踊り、共に時間を過ごしてくれました。私たち日本人の生活は、どんなにお金がなかったとしても、この地域ほどの貧しさではありません。それでも私たちを暖かく家族のように迎えてくれる地域の人々に触れながら、私たちよりも幸せに暮らしている人は意外と多いのかもしれないと多くの参加者が感じていました。


参加者の感想(抜粋)
・全体を通して、ネパールは貧しくとも幸せな国であることと、日本人としての誇りを教えてもらいました。ネパールでは自分の国のTシャツ「 l love Nepal 」を多くの人が着ており、友人に聞いても好きだよと言っていました。逆に日本人に聞いてもそうはならないでしょう。そんなネパールに日本は多くの支援をしていることも知りました。日本には世界にも負けない優れた技術力があり、優しさがあることを再確認するとともに誇らしく思うようになりました。もっと日本人としての自信を持っていいのだと!ネパールに支援に行ったはずが、逆に日本人の良さを教えてもらいました。(K.H)
・私たちが当たり前に受けてきた教育や環境がどんなに恵まれている事なのか思い知りました。学校には、親の居ない孤児の子供達も少なくありませんでした。そして、子供達が学校に来て先生に食べ物をねだる事もよくあるという話を聞きました。私が今回体験して見ることができたのは、このような様々な問題の中のほんの一部に過ぎないと思います。私たちが帰国した後も、子供達の暮らしは当然ここにあって、これが日常であること。時には、今日の様に笑顔で居ることが難しいこともあるかもしれない。けれど、目の前にいる子供達は喜びと希望に満ちた最高の笑顔を見せてくれました。ネパールの子供達のキラキラと輝く笑顔から、幸せは物では無く、心が満たされることなのだと改めて分かりました。そして、ネパールの子供達からの愛で私自身の心が満たされ幸せを感じ、子供達を笑顔にしてあげられることにまた、大きな幸せを感じました。(N.M)
Action【1】リーダー養成
- 2017.04.15 第4回ニューユースカップ報告
- 2017.03.30 スポーツ交流プロジェクト「アルティメット」
- 2017.03.19 スポーツ交流会開催
- 2017.03.13 「Peace Cup Soccer in Tochigi」開催
- 2017.02.26 第4回スポーツプロジェクト
- 2017.02.25 スポーツ交流プロジェクト
- 2017.01.22 YFWPスポーツ交流会
- 2017.01.21 青年学生スポーツ交流会
- 2017.01.21 第3回「Peace Cup Soccer in Tochigi」開催
- 2016.12.23 第3回「Foot Love Peace~北大阪青年学生フットサル交流会」
Action【2】国際貢献活動
- 2016.05.04 「国際友好フェア2016」に参加
- 2016.02.21 異文化交流企画、韓国文化に親しもう!新春ユンノリ大会
- 2015.12.23 第2回World Peace Christmas Festival
- 2015.12.13 多文化フェスティバル2015報告会&クリスマスパーティー
- 2015.11.03 「国際友好フェア2015」参加
- 2015.10.03 第2回多文化フェスティバル2015
- 2015.09.13 第9回「異文化交流フォーラム」開催
- 2015.08.23 ベネズエラとLet’s Dicul🎵
- 2015.08.23 第51回CHIKUZEN-NI企画~日本の夏を感じよう交流会~
- 2015.07.26 第50回CHIKUZEN-NI企画~ネパール料理交流会~
Action【3】平和大使運動
- 2016.04.23 第4回埼玉医療者フォーラム
- 2014.11.09 ニュースにズボリ企画「ニュースは氷山の一角」
- 2014.08.24 第1回「埼玉医療者フォーラム」開催
- 2014.07.13 第18回「青年指導者フォーラム」開催
- 2014.07.12 第3回「埼玉教育者フォーラム」開催
- 2014.06.21 第3回「青年指導者フォーラム」開催
- 2014.06.08 「武蔵野青年平和大使フォーラム」開催
- 2014.05.21 第17回「青年指導者フォーラム」開催
- 2014.02.02 第16回「青年指導者フォーラム」開催
- 2012.12.23 「武蔵野青年平和大使の会」開催
Action【4】奉仕文化拡大
- 2017.04.22 高知美化運動「潮公園清掃活動」
- 2017.04.09 屋島海岸清掃プロジェクト
- 2017.04.08 YFWP結婚なるほどセミナー
- 2017.04.08 ぎふレッシュ隊
- 2017.04.01 ハンドメイドアクセサリー作り
- 2017.03.26 SMILEプロジェクト【福祉】
- 2017.03.26 CLEAN SMILE PROJECT
- 2017.03.26 芦田川清掃活動
- 2017.03.25 ぎふレッシュ隊
- 2017.03.19 二神島活性化PJ「耕作放棄地の開墾」